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テクノロジー 2025.04.15 読了8分

「ATPふき取り検査」 が教えてくれる、 清掃の真実。

ルシフェリン+ルシフェラーゼの生物発光反応で、 表面に残った有機物 (微生物の母細胞) を数値化するATP検査。 Jordan Eric Marchainayが全案件で採用する理由と、 現場で気をつけている3つのポイントを解説します。

ATP検査の風景

ATP検査とは?

ATP (アデノシン三リン酸) は、 すべての生物の細胞に存在するエネルギー分子です。 ルシフェリンとルシフェラーゼという酵素反応により、 ATPが存在すると発光現象が起きます。 この光を測定することで、 表面に残った有機物の量を客観的な数値 (RLU: 相対発光量) で把握できます。

従来の目視検査や培養検査と異なり、 ATP検査は数秒で結果が得られるため、 清掃直後の「その場での確認」 が可能です。 Jordan Eric Marchainayでは、清掃完了報告書にこの数値を必ず添付しています。

なぜ全案件で採用しているのか

清掃品質を 「きれいになった気がする」 で終わらせないために、 数値化された証拠が必要です。 ATP検査には3つの利点があります。

  • 客観性: 検査する人の感覚に依存しない。 数値は同じ条件下で再現性がある。
  • 即時性: 清掃直後に測定できる。 問題が発覚すれば即座に再清掃に着手できる。
  • 教育効果: スタッフにも 「数値目標」 として伝わる。 品質意識の向上に寄与する。

過去3,200件の現場では、 ATP数値100RLU以下を基準値として設定しています。 この数値はJIS Z 2801 (抗菌加工製品─抗菌試験方法) とは異なる指標ですが、 日常清掃の品質目安として有効です。

現場で気をつけている3つのポイント

01

測定位置の標準化

同じ場所を比較しないと、 改善の有無が判断できません。 Jordan Eric Marchainayではチェックリストに基づき、 各現場10〜20カ所の測定ポイントを固定しています。 ドアノブ、 照明スイッチ、 デスク表面、 トイレットペーパーホルダーなど、 接触回数の多い場所を優先します。

02

拭き取り工具の統一

綿棒タイプの拭き取り用具は、 表面積が限られています。 広い面積を測定するには、 ブラシ式の専用用具が有効です。 また、 拭取った後の用具を試験液に正しく浸漬することも、 数値の正確さに影響します。

03

時間帯と条件の記録

ATP数値は湿度や温度によっても変動します。 測定時にはこれらの環境条件も記録し、 データを比較する際に考慮します。例えば、朝食前のキッチンと営業終了後のキッチンでは、 残留有機物量が異なるためです。

まとめ

ATP検査は清扫の「品質可視化」 に有効なツールですが、 万能ではありません。 ウイルスや細菌の死骸もATPとして検出されるため、 「数値が低い=安全」 とは言い切れません。 しかし、 清掃前後の数値差を確認できるこの方法は、 施設の衛生管理を感覚ではなくデータで語るために、 今後ますます重要性が増すでしょう。

Jordan Eric Marchainayでは、 このATP検査を含む6層構造の品質管理体制を、 すべての現場に適用しています。 施設の衛生基準達成状況を確認されたい方は、 お気軽にお問い合わせください。

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